2023年8月17日 事例紹介 こんな設備持ってます! 【ファイバーレーザー切断機4kw(三菱製)】編
ML3015GX-F40 三菱電機
仕様
出力:4kw
加工可能寸法:3015X1524
加工可能板厚:SS400-25t SUS-20t AL-15t
特徴
AI搭載・AR画像処理機能・リモート操作
AI搭載:AI技術による加工中の光と音から切断状態を判断し、最適な加工条件へ自動調整を行います。
ノズルの状態を画像から判断し、必要に応じて自動交換。
(当社感想)これにより、今までは加工中にエラーとして中断されてしまった事象も、
加工機が独自に判断し調整を行うことでエラー発生の数が減少しました。
AR画像処理:加工機内天井に取り付けられたカメラにより、加工ワークを画像化。
画像による直感的な操作による位置決め、端材へもプログラム形状を
回転させることで歩留まりよく配置を行えます。
(当社感想)従来の機械では、位置決めを行う際にはGコード(プログラム)での入力が
必要となり、作業者の力量により作業効率が大きく変わってしまいました。
視覚的に配置できるので、誰でも簡単に扱うことが出来るようになり
作業効率の大幅な改善が図ることが出来ました。
リモート操作:サービスセンターから加工機画面をリモート操作が可能。
加工中のトラブル対策や保守点検、予防保全などを行ってくれます。
(当社感想)電話一本で技術者と会話しながら画面共有できるので、
トラブル発生時には早期解決につながるので助かります。
扱ったことのない材質や、板厚など特殊材の加工条件も技術者と
調整しながら試加工が出来る為、積極的に様々な材質への加工へ挑戦できます。
当社初のファイバーレーザー
当社はこの機械を導入するまでは、CO2レーザーを使用していました。
CO2レーザーは、切断面が比較的綺麗でバリが少ないというメリットはあるものの
加工速度が遅く、電気の使用量も大きいというデメリットがありました。
当社は、大量生産ではないためデメリットもそれほど大きなものではありませんでしたが、
上記した画像配置の機能に惚れ込み、導入を決意。
導入後は、加工速度の向上、段取りの効率化、使用電力の削減と多方面に恩恵を受け、
現在では技能五輪(詳細はこちら)で大活躍をしています。
多品種小ロッド生産だからこそのスピード感
多品種小ロッドを得意とする当社では、レーザー切断までのスピード感が強みの一つです。
24時間自動で稼働するような生産設備では、単価が非常に安いですが、
突発的なニーズに対しフレキシブルに対応するのが難しい一面があります。
当社では、多品種を扱うため突発的なニーズに対しても、すぐに対応が可能です。
レーザー切断のみであれば、材料が社内にある場合、即日のお渡し(発送)が可能です。
データ作成も専門の技術者5名が従事しており、図面があればCADデータ作成から
対応しております。手書きのポンチ絵のようなものでも対応致します。
また、その後の曲げやタップ、溶接なども可能なため、
様々な形状の製品を多数製作しております。
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